『白い孤影 ヨコハマメリー』

白い孤影 ヨコハマメリー (ちくま文庫) 作者:檀原 照和 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/12/11 メディア: 文庫 メリーさんというのは1996年ごろまで横浜は伊勢佐木町近辺に出没していた横浜の有名人です。白いドレスと真っ白の白粉と真っ黒なアイラ…

『ニュータウンは黄昏れて』垣谷美雨

ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫) 作者: 垣谷美雨 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る もともとは母から「最近すっごく面白い本読んでね!」と興奮気味に垣谷美雨さんの『定年オヤジ改造計画』…

保育園2年目

さっきこのブログに自分で書いた保育園初日の記事を懐かしく読んでいました。 さて、保育園も2年目です。 お迎えはパパが担当してくれていて、私はもっぱら朝専門。二人を送り届けるときにいろんな先生や大きいクラスの子どもたちとキャッキャとお話をしま…

昭和といえば日曜夕方のあの空気

昭和50年代の日曜夕方。 サザエさんが始まると同時に我が家では夕食が始まっていたのでその前の段階だろうか。おばあちゃんと一緒に見る笑点。でも私が印象に残っているのはそのコマーシャルだ。 …と書いたところで、料理天国の記憶も一緒に立ち上ってきた。…

どきどき僕の人生 (新しい韓国の文学 7) キム エラン (著), きむ ふな (翻訳)

今より広い家に引っ越したら、本棚を置いてそこに好きな本を入れようかな。将来子どもたちが何かの拍子に読んでくれたら嬉しいな…という本を。 そうしたら真っ先に本棚に入れたいのがこの本『どきどき僕の人生』キム・エラン 韓国の田舎町に暮らす17歳同士の…

保育園初日。記録編

保育園初日の備忘録的メモ。 保育園に行くのは3月上旬の面談の日以来。あまり細かい説明はないままで、詳しい持ち物は「入園のしおり」を見て用意したものの、「これでいいんだろうか…」と少し心もとない気持ちです。 面談の日に決めた日程通り9時に登園した…

保育園初日。気持ち編

今日は保育園の初日でした。うちの年子の兄弟(1歳0歳)が同じ園に同時に入園します。0歳の子はまだ幼いことがプラスに働いてマイペース。1歳の子は大泣きしてしまい試練の時でした。 そして私。いままで子どもたちとずっと一緒にいたのが、いよいよ手を離れ…

『評伝 ナンシー関 』と、現代サブカル考

この本はよく書店や図書館の棚で背表紙を見ていたんだけど、てっきりナンシーの過去の作品を集めただけのものかと思ってました。そうしたら横田増生さんによる、まさに評伝だったんですね。 私も当時、ナンシー関の大ファンで、週刊朝日と週刊文春の連載を心…

『台湾の歓び』四方田犬彦

台湾の歓び 作者: 四方田犬彦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/01/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 四方田さんの地域ネタというんだろうか、その国というか地域に滞在してその土地のことを綴ったエッセイ、それが好きで、見…

『さあ文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神』

iPhoneのはてなブログアプリから初投稿。pcから投稿するときに本の紹介をしたいとかにはAmazonのページを貼り付けられるのがあるんだけど、このアプリからは見つからない。 (↓あとからpc版で貼り付けました) さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神 作者…

第二子出産してきました

前回のブログが10月22日。11月はまるまるすっ飛ばしていま12月。その間なにがあったかというと、タイトル通り第二子を出産してきました。 出産したのは11月13日4時何分だったっけ。その前の10月下旬から11月上旬はマンガを描くのとかその他いろいろと仕事で…

『アメリカは食べる。アメリカ食文化の謎をめぐる旅』

アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅 作者: 東理夫 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2015/08/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る nキーが使えなくなったパソコンですが、結局、iPadではなく、その不便ばパソコンで書い…

iPad用のキーボード付きケースを買いました

赤ちゃんに自宅のノートパソコンを壊されてしまったため、ご無沙汰していました。 壊されたといっても些細なことなのですが、些細なことだけどパソコンを触る気が後退するというか。要は「n」のキーが効かなくなっちゃったんです。 というわけで、手持ちのiP…

『ネット右翼の終わり ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか』

ネット右翼の終わり──ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか 作者: 古谷経衡 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2015/07/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ヘアスタイルが印象的な保守論客、古谷経衡さんの著作。 私もぜんぜん知らない…

『ダーチャと日本の強制収容所』

ダーチャと日本の強制収容所 作者: 望月紀子 出版社/メーカー: 未来社 発売日: 2015/03/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 最近、太平洋戦争中や戦前、戦後の本をよく読んでる。つい手にとってしまう。やっぱりどこか危機感を覚えてい…

『タモリと戦後ニッポン』

タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書) 作者: 近藤正高 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/08/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る おもしろかったー。 タモリのルーツから現在に至るまでを、日本の歩みと連動させて考察されています…

モーパッサン『女の一生』

ネタバレしているので、話の結末を知りたくない人は読まないで下さい。 女の一生 (光文社古典新訳文庫) 作者: モーパッサン 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る いやー、思いの外面白かった! この…

男性著者の美容本と女性著者の美容本

最近読んだ四冊が男性著者と女性著者で、なかなかに対照的でした。 その四冊はこちら。 毎朝、自分の顔が好きになる 作者: 内田裕士 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2016/08/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見…

一度にいろんなことが来る。

締切間近の仕事をけっこう頑張りました。 あとはいろんな連絡事項とかもあって、その中で、なぜかこううまく意思疎通ができないこともあって、私の言い方で何かまずかったんだろうかとやり取りを見なおしたりして、そんな中でもお腹がどんどん内側から膨らん…

iPhone、財布、身分証…諸々を無くして厄落とし

お出かけ先からの帰りの電車内。車内はガラすき。優先席に親子三人で陣取り、赤ちゃんをベンチに乗せてくつろいでいたらいつのまにか駅に到着。慌ててベビーカーやら何やらひっつかんで外に出たら、私自身のバッグをさっきの座席に置きっぱなしだったことに…

『満映とわたし』岸富美子 石井妙子

満映でフィルムの編集に携わっていた岸富美子さんの回想を、石井妙子さんがまとめたもの。 満映は戦前から戦時中にかけて、日本が満州に作った国策映画会社。満州は今の中国東北部あたり。 岸さんは満映を知る貴重な証言者として「当時の満映はどうだった?…

『モロッコ流謫』四方田犬彦

にわか四方田犬彦ファンになり、見つけると読んでます。 私には本書を論じたエッセイをかけるほどの教養はないので、バカっぽい感想を書きつけるって感じでいい?まあ、このブログは基本的に自分の個人的なメモや日記みたいな感じだしね。 というわけで、こ…

『25パーセントの女たち: 未婚、高学歴、ノンキャリアという生き方』

おもしろかったー。 25パーセントの女…サブタイトルを見たらだいたい想像がつくと思うけど、企業の正社員や公務員で在り続けることとか、結婚して子どもを生むこととか、旧来の王道人生に乗れない女性たちのことです。借り物の価値観に、なんの疑問も持たず…

足つぼマッサージに行ってきた!

午前中に足つぼマッサージに行ってきた! ホットペッパーでその時間に空いてるところとを探して。台湾マッサージのお店で、すごく気持ちよかった!お店の人も親切でいい感じだったな。妊娠中ということで、弱い力でマッサージしてもらった。でも気持ちいいか…

妊娠6ヶ月、足のむくみが始まった!

やっぱりまた始まりましたよ、足のむくみ。 お腹もパツパツで苦しい。たまに体の中から胴体を広げられている感覚がある。そういうときは、昔の人が鯨の骨で出来たコルセットでスカートをぐんぐん広げている様をなんとなく思い浮かべてしまう。 妊婦さんでも…

『ユーミンの罪』酒井順子

私自身は、ユーミン世代でもないし思い入れは全く無いんだけど、いろいろと「なるほどー」と思う本でした。 一番「なるほどー」と思ったのは、ユーミンは八王子出身だったからこそ、都会への憧れ感とかキラキラ感を描けたのではないか、というところ。私も「…

『ビューティ・ジャンキー-美と若さを求めて暴走する整形中毒者たち』

ニューヨーク・タイムズの記者が書いた本。名前からして男性かと思ったら女性なんだって。というわけで、著者自身もまるっきり客観的に突き放して書いているわけではなく、「当事者」でもあるんだよね。まあ、今日び男性だからといって容姿の問題に全く無関…

『論壇日記 2011.4-2013.3』

震災直後から約二年間の論壇を俯瞰できる。あんまり読む気がしない保守系雑誌や保守系言論人の発言を小熊さんの解説でフォローできたのは良かった。分厚い本だけど、サクサク読んでしまった。

つかれたああああああ

またこのタイトルw 週一で旦那さんが赤ちゃんを見てくれることになってそれは助かるんだけど、帰ってきてから荒れ狂った部屋を片付けて掃除するというミッションが…。基本的に旦那さんは汚部屋で大丈夫な人で散らかったり汚くなってもわりと放置気味なので…

『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年 』 阿古 真理

このタイトルだったら読まないけど、なんといっても阿古真理さんの著作だからね!阿古真理ファンの私としては著者名で読みました。で、期待通りの満足感! パンが日本にやってきたのは、正確には種子島に漂着したポルトガルからの宣教師からなんだけど、でも…