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コンセプトありきのシェアハウス作りはうまくいかない

【月刊FREEex6月号】こ​れからのシェアハウスはこれだ​!「シングルマザー」と「ぼっ​ち老人」が助け合う?視聴。

シェアハウス。

血縁のない他人と住むというと異性のパートナーと二人でという形態でしかイメージできないのですが、世の中には仲間同士で家をシェアして住むことをしている人たちがいるそうです。

このニコ生は、トーキョーよるヒルズというシェアハウスの住人・高木新平氏と、岡田斗司夫さん、FREEexメンバーお三方でのトーク。

皆さんの話を聞きながら、途中までは「うわーシェアハウスって私にはとうてい無理だな。プライバシー欲しいし、もめたくないし、高いコミュニケーション力のある人でないと」と思っていたのですが、なぜそう思うのかがだんだんわかってきました。

それは、FREEexメンバーみゆきさんの「シェアハウスを作りたい。今あるシェアハウスは、ギークハウスにしろ住人に何か特技や個性がある。そうなると、私自身には何ができるんだろうと考えてしまう。どんなコンセプトのシェアハウスを作ればいいんだろう」という悩みに、高木氏が、「コンセプトから入るとたぶんうまくいかない。住む場所ではなくイベント会場になってしまう」という回答を聞いたからです。

なるほど、まずシェアハウスありき、コンセプトありきで考えるから悩んだり「ムリ」と思ったりするんだな。先に「一緒に住みたい人」「一緒に住んでも良さそうだな」という人ありきなんですね。

これは人との出会い全般にもいえるような気がします。
例えば出会いを提供するサイトなんかで恋人を探す場合に、スペックありきで「この人となら絶対合うはず」と思っても実際に会ってみたらそうでもなかったとか、「このクラスタのオフ会なら絶対気の合う友人が見つかるはず」と意気込んでもそうでもなかったりとか。おそらく期待のハードルをあげすぎてしまうことに問題があるのかもしれませんが、かえって自然発生的に持てた関係の方がしっくりくる方が多いような気が。人間関係作りを「狙って」やると、なぜかあまりうまくいかないんですよね。…そんなことを思い浮かべました。

ニコ生では、岡田さんが「シェアハウス、実際のところこれはどうなのよ」という質問をいろいろ投げかけていておもしろかったです。

例えば、恋人が出来たとして家に連れ込みたいと思うがそういう場合はどうするのかという質問には、家に連れ込むのではなく外にアウトソーシングするという答えで、これはまあ実家住まいの人と似たような感じですね。

それから、共用スペースの掃除。
住人によってきれいに保たれているところとカオスになっているところがあるようですが、高木氏の話だと、当番制みたいにきっちりするのではなく、なんとなくやりたい人がやるとかゆるく運営しているそう。

シェアハウスに住みつつ恋人が妊娠して結婚ということになったら、という質問は、過去の事例だとシェアハウスを出ていく感じになるそうですが、岡田さんは「平日はシェアハウスにいつつ、週末に家庭に帰るというのは」と言ってました。バブルの頃に流行った「男性が外に持つ書斎」みたいな感覚だそうです。この場合、奥さんとこどもが例えば別のシェアハウスにいるとか、実家住まいとかそういう別のコミュニティを持っているならできなくはないのかな。ただ、高木氏には「でも住まいを二つ持つって金かかりますよね」と言われていました。

このあたりは血縁のある家族と一緒に住むのと、そんなには変わらないのかなという感想を持ちました。

シェアハウスはユートピアではないけれど、逆に血が繋がっている家族でも気が合わなくて一緒に住むのは我慢できないというケースだって当たり前にありますものね。ですので、人が自然に思い浮かべる選択肢にシェアハウスが加わるというのはとても良いんじゃないかな。

わたしちょっと時間がなくて最後まで見られなかったのですが「老人やシングルマザーを含めたシェアハウス」ということにも話は行ったのかな。これ最初パッとみたときに「シングルマザーのシェアハウスっていいかもなあと思いつつ、誰かに彼氏ができて子どもを他の住人に預ける時間が多くなったりしたときとかちょっと雰囲気が悪くなりそうだなあ」という想像をしてしまったのですが、もしかしたらこれシングルマザーだけのシェアハウスということじゃなくて、シングルマザーや老人を含めたシェアハウスとうい意味だったのかな。それなら私の想像も杞憂ですね。

私は人とのシェアの入り口としては「本」がとても入りやすいんじゃないかなと思います。
モノと情報の中間みたいな感じで、権利侵害みたいな深刻なことにもならないし、脳を共有しているような楽しさもあるしね。