欲を持たない、期待のハードルを下げる

歩いてたら「ただ、生きればいい」という言葉が降りてきた。
(…正確には「思い浮かんだ」のだけど)

ただ生きる。欲を持たず、期待のハードルを下げる。


「欲を持たない」という昔からある人生訓は、期待値を下げて、現状の自分自身の状態と、比べる対象(他人、或いは「もっとこうしてれば」という仮想の自分)の距離を縮めることで不満の量を減らすということだ。

それがもっと高度になると、意識や感覚を「いま、ここ、わたしのからだ」に置いて、その距離をゼロにしようとする。これが悟り。


いま「ただ、生きればいい」という言葉がしっくり来た。

だけど、それがこの先も永続的に効果をはっきするとは思わない方がいい。
それは欲寄りの期待になる。
そこで「その格言をすぐに忘れてまた悩む自分」を想像して「どうして私はこう良いことを思いついても続かないんだろう」なんて思い始めて新たな葛藤が生まれるから。


それにしても、自分の心の持って行き方は永遠のテーマだなあ。尽きることがない