男女七人秋物語

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1987年製作のドラマ。私が中学生の時か。youtubeに上がっていたのを、懐かしさを感じたくて見始めたら面白くて最後まで見てしまった。でも主役の良介と桃子…というか要するに明石家さんま大竹しのぶのシーンはだいぶ飛ばしちゃった。だってウザいんだもん!

ただ、周りを振り回してでも一緒になる必然性みたいなものはよくわかります。桃子もわがままで何でも人のせいにしてほんっとクソウザい人なんだけど、よく見てるとそのウザさが発揮されるのは良介の前が主で、他の人の前では意外と大人しくて気を使うんですよねw要するに、良介の前では甘えて心を開いてウザさ全開になっているんだなとわかるんです。

このドラマの見どころはやっぱり岩崎宏美演じる美樹さんですよね!男勝りでしっかりものなのに、好きな人の前だと途端に乙女になってしまうという。おせっかいのきらいもあるけど、めっちゃいい人で、あああ、このまま良介とカップルになって幸せになればいいのに~と思いますよ絶対!釣船店経営という設定もおもしろいですよね。

それから美樹の親友、一枝ね!見た目はもうこの時代の女の人って感じがする。ワンレン、ボディコンで。ちなみにこのドラマを見ると87年当時のボディコンって上品なんですよね。スカート丈もそんなに短くないし、あんまり体の線が出る感じではなかったのね。で、一枝の話に戻ると、ドラマ開始時しばらくは、すごいイヤなヤツなんですよ。自分からは男性を好きにならないのに、周りの男性はみんな自分のことが好きじゃないと気が済まないという困った人で、自分に振り向かない良介を誘惑して一夜をともにしたことを美樹に自慢して泣かせたりと。それが、ドラマ終盤になって、良介が美樹から離れて桃子に行こうというあたりの変貌ぶりがいいんですよ。いきなりしっかりしてきて美樹を支えはじめるんです。今までとちょっと立場が逆転しだすというか。私としてはこの女の友情が一番の見どころです!

あと、けっこう好きなのは、ひかると高木のカップル。ひかるは依存心が強くて優柔不断、高木は単細胞という性格なんだけど、それぞれの友達コミュニティにいるときの役割というか立ち位置が似てるんだよね。いまいち仲間の深刻な状況が理解できなくて、ボケたことを言うとかね。