『戦後民主主義と少女漫画 (PHP新書)』

 

戦後民主主義と少女漫画 (PHP新書)
 

おもしろかったー!

昔、少女漫画というものは取るに足らないサブカルチャーとして扱われていた。それが70年代、よく「24年組」と呼ばれる漫画家の出現によって大きく変わる。

この変化をリアルタイムで体験した人たちが羨ましい。「おおおっ、これは…!」みたいな「な…何かが起こりつつある!」みたいな気持ちだったのではないかなあ。

ここで紹介されていた作家の中では大島弓子のが一番読みたいなあ。実は私、24年組の作品ってあんまり読んだことがないんですよね。もっと言うと、『風と木の詩』とかいまいち良さがわからないの。あの名作と謳われる『はみだしっ子』もお借りして読んだんだけど、途中で飽きてしまった…。

どうも、私は感性に柔軟性がないというか、美少年キャラに萌えたり感情移入できたりというのがあまりできなみたいなんですよね。