『小心者のアメリカ大陸一人旅』

 

小心者のアメリカ大陸一人旅

小心者のアメリカ大陸一人旅

 

 タイトル通りの小心者でどんくさくてイライラするこの著者ー!と思いながら読んでいたところ、ふと、「あれ、私だって海外旅行のときってこんな感じじゃないか?」と気がつきました。

旅のエキスパートのような人が書く旅行記よりも断然役に立ちます。どの辺が役に立ったかというと「メキシコが旅をしやすいらしい!」というところ。この小心者でドン臭い著者(すみません)もほっとして楽しく旅ができる国、それがメキシコらしいんです!

いやー、これはいいこと聞いた。私も行ってみたい!

本書によると、人は素朴で親切な人が多いようだし、食べ物は美味しいみたいだし、そもそも私、メキシコ料理大好きだし、暖かくて海も綺麗みたいだし。で「メキシコが治安悪くて怖い」というのは、どうもアメリカ経由の情報らしい。ただ、本の中でも実際に物乞いの子どもに囲まれた日本人夫婦の話も出てくるので、やっぱりそういうのはあるみたい。

いつかメキシコに行く日のためにスペイン語を勉強しようかなとか思った。