中野ブロードウェイ

再び友人を訪ねに荻窪へ行った。
「中央線なヒト」という本を読んだばかりなので、中央線に乗って新宿以西へ出ると何か面白いことがあるんじゃないか期待してしまう。実際には中野ブロードウェイの精神世界の古本屋・大予言の定休日のためしまっていたシャッターの前でぼーぜんとしたあと、荻窪ドトールでアイスコーヒーをすすっただけでも。

ブロードウェイというのはマンガの古本屋・まんだらけが入ってることでも有名なビルで、駅前の屋根つき商店街を歩いていると、入口がつながっていて、いつのまにかブロードウェイの中に入っているというおもしろいつくり。中のつくりも入り組んでいて、オーラ写真とる店が入っていたり、フィギュアを陳列している店があったり、かと思うといきなり和風の玄関が出現したり、意味不明にシャッターおりてるテナントもたくさんあったりする。

普通の事務所もあって、店舗用にオープンに開かれてるスペースだから、通路のすぐ脇でラフなかっこしてパソコンでなにか作業している人もいる。そんな光景を見ると一生この魔窟の中ではまりこんで過ごすのも幸せかもしれないと思えてくる。仕事はこの怪しげなブロードウェイの中のどこかにもぐりこんで、住まいはこの上は住まいになっているブロードウェイのどこかの空き室に。でもこの上の住居は意外と高級らしいから徒歩5分圏内に目立たないアパートをみつけて・・・。