氣道のチラシを見た

伊勢佐木町の「氣道」前を通ったらチラシが棚に差してあった。
講座の案内や梅雨の時期に良い体操のやり方などがプリントしてあった。

氣道は整体を教えてくれるところだ。
…というように私は理解しているけどあっているんだろうか。
整体は、(たぶん)野口整体というもので、身体をボキボキさせる整体ではない。

10年前くらいに数回行ったことがある。
ガチャガチャした伊勢佐木町の通りの中で、上品な料亭や旅館のような佇まいがずっと気になっていて、初心者向けのセミナーみたいなものに行ってみたのだ。

建物の中は広い畳の道場と、あとたしか2部屋くらい小さな畳の部屋…バックヤード的なところがあったと思う。清潔感があって素敵なところだった。聞いたところでは、畳の下は備長炭か何かが敷き詰められているそうです。

私一人だったらそこで行くのをやめていたと思うが、そこで意気投合した友人ができたので、その後数回通った。友人はけっこう年上の女性で、都内からわざわざ通っていた。

私はそこで何したんだっけ。
そうだ、自動運動というのをやったな。
「自動運動」は、ここの整体の核となるもので、正座して身体を捻ったり息を吐いたりして身体を整えた後、身体の内側からの動きに任せて自由に動くというものだ…というので合ってるかな。
(あえて検索はしないで記憶に頼って書いてみる!)

正直言って「身体の内側からの動き」は全くわからなかったので、まわりを見ながら適当に動いてたな。周りの人たちはバッタンバッタン動いていました。それを見ながら「すごいな〜私もあれくらい動いてみたいものだな」と思いました。整体の先生に「もっと動きましょう」と、軽く背中を押された記憶があります。

氣道では、頭脳を明晰にする整体とか、夢実現法とか、魅力的なプログラムがたくさんあって、いくつか出たのですが、結局よくわからなかったな。なんで私にはわからなかったのかなあと考えていたら、"subtle"という単語が思い浮かびました。身体へのアプローチが微細というか繊細すぎて、雑な身体感覚の私にはわかりにくかったんだと思います。

あるいは、はちきれそうに健康な身体にはよくわからないものだったのかも。
当時の私は健康で、これといって身体に悩みを抱えているわけではなかった。
(いまも健康といえば健康だけど。ただ、年を経た分「違いのわかる身体」にはなっている気がする)
それなのに、こういった健康法とか民間療法的なものとかに妙に興味があったんだよなあ。

あと、なぜわからないかということでは、後にツイッターのフォロワーさんに体操を習ったときにこのあたりの面白い話をたくさん聞けたので、こちらにも書けたらと思うのですが、どのあたりまで公表していいのかイマイチわからないので、今度聞いてみようと思います。