お金小話。極東アジア人はコインをみるとつい穴を開けたくなってしまうんじゃないか他

見たところ、日本・中国・韓国あたりのコインには穴が開いてる傾向があって、西洋をはじめ他地域のコインに穴はあいていない。

はじまりは、穴に紐を通して携帯に便利なようにということだったんだろうと思うが、その必要がない現代でも50円玉や5円玉につい穴を開けてしまうあたり、もはや理屈じゃなくてついそうしたくなってしまうんだろう。一応、偽造防止だとか重さを調節するためなど理屈はあるらしいが全て後付に聞こえる。

明治になって円になり、初期の頃のお札に描かれていたのは恵比寿様と神功皇后だった。
神功皇后は実際にいたんだかいなかったんだか微妙な人なので、当初のお札肖像は神聖な非実在キャラだった。

その後、お札の肖像画は藤原鎌足など天皇家をサポートした人々となり、戦後になると、進駐軍によって天皇関係者はダメということになり、板垣退助岩倉具視などが採用された(聖徳太子進駐軍的にOKだったらしい)。

竹中平蔵氏が、自分の勤め先である慶應義塾大学のすごさを外人に説明しようとするとき、当然海外の人は慶応がどのような大学かしらないので、「創設者はお札になってる人物だと説明すると、慶応を知らない外国人でも一目置いてくれる」と言っていて、私は慶応にも福沢諭吉にも恨みはないのですが、竹中氏が好きではないのでなんとなくおもしろくない気持ちになりました。