『コクリコ坂から』を観ました。家でくつろぎながら見るのにちょうどいい、邪魔にならない小品。

DVDで『コクリコ坂から』を観ました。

そんなに凝ったストーリーじゃないし、大した話じゃないのですが、むしろそこがこの作品のいいところではないかと思います。

大した話ではないから感情をかき乱されることなく、平穏な気持ちで観られます。
家でくつろいでご飯でも食べながら観るのにちょうどいい。

家族で観るのにもいいんじゃないかな。
よく「家族で観ていて凍りついた映画」なんて言いますけど、そういったどぎついシーンは一切ないので、団欒の雰囲気を壊しません。
1960年代の横浜が舞台なので、親や祖父母と観れば「あの頃は市電が走っていてね…」みたいにノスタルジー話もはずみます。

私は横浜住まいなので、劇中に出てくる場所を「あ、これはきっと石川町のあのあたりだ」みたいに地元ネタとしても楽しめました。

平穏な気持ちで安心して観られる。
幻想ノスタルジーの世界を、三丁目の夕日ほど鼻につくことなく、適当なところで抑えてあります。

ツイキャスでもしゃべりました。
6分50秒の動画です。(画面は道だけなので、音声だけどうぞです)
http://twitcasting.tv/nasukob/movie/6078803