ニワトリメディアとトカゲメディア

マスメディアとネットメディアを、それぞれニワトリとトカゲに喩えてみました。

1)ニワトリメディア

マスメディアの喩え。
養鶏場のように、集団で同じものを見させられる。
何を見たいかを選べない。
報道内容は各社テレビも新聞も、記者クラブ発の同じ情報、同じ論調になる。


2)トカゲメディア

ニワトリメディアと違って自由意志で情報を得るんだけど、いつも同じ場所を巡回して同じ面子と絡むので、結局は似たような情報に偏ってしまう。
トカゲの活動範囲というものは決まっていて、そこから出ないんだということを聞いて、そう名づけました。このトカゲ情報の真偽はたしかめていませんが、名づけてしまったので、例え違ってもそういうことにして先に進めます。

SNSになるとフォローしているコミュニティで情報をやりとりするので、ネットのトカゲ傾向は強まるんのではないかと思います。



否定的にいうと「どっちもどっち」で、良く表現すると「どちらも必要」なんていうふうに言えるかな。

今まで私はマスメディア批判一辺倒だったのですが、国民が一般的に共有する話題があるということは必要で、そのためにはマスメディアの存在もそれなりに必要ではないかなと最近思いました。
マスメディアがそれなりに必要なのではということと、報道の酷さというのはまた別の問題で、そちらはそちらでなんとかマシな方向に行けばなあと思います。


追記:記事を書いた後、マスメディアの行方についてぼんやりと考えていました。
マスメディアは必要とはいえ、存在感と権威は確実に下がっています。
これは、以前が異常に高すぎたので下がるのが当然とも考えられます。
それから、実際にテレビも新聞もみないという人も増え続けています。
そんな中、これからどんな形になっていくのかなあと想像していたところ、例えばフェイスブックのような多くの人が日常的にアクセスするウェブサイトの端っこにニュースが表示されたりして、そこで情報を共有するようになる、なんてことを思いつきました。