『高校生にもわかるお金の話』を39歳が読んで理解できなかった件

- 作者: 内藤忍
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/10/05
- メディア: 新書
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こちらの本の中で「3月11日の震災後になぜ円高になったのか」の理由が書かれていました。私も不思議に思っていたことだったので理解したいと思って読んだのですがよくわかりませんでした。
本書に書かれていた震災後に円高になった理由は以下の通りです。
・震災前に円を売ってドルを買っていた人が震災後に逆の取引を一斉に行った。
・円を売ってドルを買うと、円の金利を支払ってドルの金利を受け取ることができる。
・金利とは、お金を借りた人が貸した人に払うもの。
・日本は超低金利が続いているから円の金利はたいしたことない。
・つまり、円を売ってドルやユーロの外貨を買うと、外貨の金利を受け取れるのに、支払う円の金利はほぼゼロなので、金利差で儲けることができる。
・この金利差で稼いでいた人たちが震災後に慌てて取引をやめようとして、今まで持っていたドルを売って円を買い戻した。
私の疑問
・円を売ってドルを買うと、円の金利を支払ってドルの金利を受け取ることができる。
→なんで通貨を買ってるだけなのに金利までくっついてくるのか。
借金の権利を買っているという意味なのか。
・この話がそうだとしても、震災以前に円安じゃないとおかしくないだろうか。震災以前も円高だったのが余計に円高になったと私は思ってるんだけど…。それとも、震災以前に「震災前に円を売ってドルを買っていた人」というのは少数派だったのだろうか。
※ちなみに、私は経済については「わからない」という素朴な感覚は大事にした方が良いという考えを持っています。